手動トラリピに初心者が挑む! 月次収支 第1回 2020年5月分
こんにちは。
5月から始めた手動トラリピの結果を今後書いていきます。
①手動トラリピとは?
トラリピといえば、マネースクエアが有名です。
端的に言えば、設定した範囲で売買を繰り返して利益を得る方法です。
トラリピのメリット
短期的な相場をそこまで読めなくてもよい
ほったらかしで利益を上げてくれる
トラリピのデメリット
スプレッドが大きい、または手数料がかかる などコストが高め
スワップが大きくないことが多い
取り扱いのない通貨ペアがある
約3か月、トラリピを運用してみて、上記デメリットが「資金の少ない」初心者には非常に大きいことを感じました。
そこで手動トラリピを実施することにしました。
手動トラリピとは、要はトラリピと同じ注文を、手動のIFD注文で行うことです。
手動トラリピのメリット
スプレットが小さい
スワップが高い会社も選べる
手動トラリピのデメリット
注文に手間がかかる
基本的には、本家トラリピより注文の手間がかかりますが、それ以外の部分ではすべて有利に働きます。
注文の手間についても、実際に30万で本家トラリピを運用したところ、
コロナウイルス発生初期の上下が激しい時期に設定しても週に23回の決済です。
設定次第ではありますが、極端に細かい設定にしなければ、1日数回程度注文しなおす程度で済みます。
1回の発注は30秒程度でも十分完了しますので、そこまで大きい手間ではありません。
詳細や、具体的な分析はパイオニアの分析をぜひご覧ください。
オススメの通貨ペアや設定等々、欲しい情報は手に入ると思います。
②運用設定
①カナダドル円 買い 1円幅 1.25円利確 0.2万通貨(5/27スタート)
こちらは、上記めがねこ様がカナダドル円のバックテストにて最適となった設定をそのまま使用しています。
1.25円利確だと週に1回利確されるかどうかのペースだと思われますので、
設定の手間はほとんどありません。
②メキシコペソ円 買い 0.25円幅 0.5円利確 1万通貨(5/8スタート)
こちらは、みんなのFX解説し、手動トラリピをテストするためのの設定でした。
ただ、メキシコペソは4.3円あたりを底値にいい感じの動きをしているので、しばらくはこの設定で運用していきます。
ゆくゆくは、①と合体させるか、AUD/NZD当たりの通貨ペアに変更します。
①と動きが近く、①が上がると②も上がるため、
マイナスの時に両方のマイナスが重なり大きくなるのが問題になりそうです。
なお、口座資金は1設定30万の60万で運用しています。
③決済利益 +12,945円
カナダドル円は27日スタートのため、まだ決済はありません。
メキシコペソ1か月のみの結果としては非常にいい感じです。
④評価損益 +906円
まだ、どちらの通貨も上昇相場で買い注文のため含み損が発生していない状態です。
想定レンジ内での含み損は、利益の種になるものなので適度に上下してくれるとありがたいです。
⑤手動トラリピの副次効果と意識すべきこと
手動トラリピのメリットは①にてまとめましたが、
定量的ではない副次的なメリットと意識すべきことがあることが運用していてわかりました。
自分で発注することで、より自分事として把握できる
トラリピは勝手に動いてくれることがメリットですが、
「自分で注文を入れたポジションが決済される」という体感は、手動トラリピのほうが大きいです。
その結果、より相場の動きに敏感になれます。
発注にアレンジを加えやすい
「下限付近ではやや増やしてポジションを持つ」等のアレンジも都度発注を入れるため可能です。
ただし、これは次の注意点を意識したうえで実施すべきです。
感情が混ざる取引にならないように(ただの裁量トレードにならないように)
トラリピのメリットの一つは、感情が入らず一定の繰り返しを行うことです。
「これはかなり上昇しそうだな」と感じても、欲をかかずに機械的に繰り返すほうが結果としてうまくいくこともあります。
相場観が磨かれてくれば、ある程度のアレンジを行うことで利益を拡大できるかもしれませんが、そもそもそういう取引ができるなら、裁量トレードしたほうがいいわけで。
まだまだ運用開始1か月ですが、
これからも運用状況を見つつ、報告を書いていきたいと思います。